本研究室ではロボットを対象としつつ、主に情報系の研究領域におけるテーマを取り扱っています。ロボットの機械工学的な構成要素ではなく、最新の情報処理技術を用いて、いかにロボットに適切な振る舞いを実現させるか、すなわち知能化に関する部分に焦点を当てています。
ロボットの社会的役割が拡大・多様化する中、人々と円滑に相互作用しながら活動することが、ロボットに求められる重要な機能となっています。街角でロボットを目にする機会も増加しており、これらのロボットは、単に人の代わりに特定作業を実施する道具としての側面だけでなく、接する人々から人間らしさを求められる、主体的かつ社会的な存在としての側面も備えています。本研究室では、このようなロボットが、あたかも人間のように柔軟に他者とインタラクションを行うために必要な設計や、また人々の活動を支援する新たな知能システムの構築について検討しています。
